【実加工動画】OneCNC 2Dポケット加工− HSMジグザグ

OneCNC XR7には、ポケット加工に「HSMジグザグ」というスタイルが用意されています。
OneCNC 2Dポケット加工− HSMジグザグ

HSM(High Speed Machining)とネーミングされているところがポイントで、切削工具や工作機械の寿命向上と、加工効率を最大限に引き上げることを目的として開発された全く新しい最先端のツールパスです。

一般的なジグザグ加工は、直線補間のみで構成される単純なものが多いですが、OneCNCのHSMジグザグ加工は、ツールパスに角がなく、高速加工にも最適な滑らかなツールパスとなります。

また、サイドステップで折り返す際は、境界線の少し手前から壁面をなぞるような助走パスを挿入しますので、輪郭仕上げを追加しなくても、ポケット加工だけで壁面が綺麗に仕上がります。(ステップオーバー量は工具直径の99%まで対応)

さらに、「送り速度の最適化機能」を併用すると、小さな円弧で折り返す際には直前で減速させることも可能ですので、非常に滑らかで振動のない加工が実現します。

下記に実加工の動画がありますのでご覧ください。


尚、この「HSMジグザグ」ポケット加工は、OneCNC XR7 Mill Express(28万円)を含む全てのミル製品に搭載される標準機能となります。

ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
OneCNC公式ホームページ  https://www.onecnc.co.jp/
OneCNC資料請求フォーム  https://www.onecnc.co.jp/inq/form.htm
高速加工・HSMツールパス - 11:36 -

  「送り速度の最適化機能」で加工時間を短縮する

OneCNC XR7は、Activ Cut Technologyというブランドコンセプトに基づいて開発されており、製造現場における加工効率を最大限に引き上げるための工夫が随所に見受けられます。

今回はそのコンセプトのひとつ「送り速度の最適化機能」についてご紹介したいと思います。

この機能は、HSMツールパスなどと比べると、それほど目立った派手な機能ではありませんが、実際に加工してみると機械にも優しいソフトな加工方法であることが実感でき、もう二度と手放せなくなるような優れた機能です。

実際にマシニング加工に携わっている方であれば、加工途中でコーナー部に差し掛かると、甲高い切削音がするのを経験していることと思います。
絵を描いてみると明らかですが、コーナー部は切削する体積が増えますので、当然工具への負荷が上がってしまいます。

そして、この一時的な負荷を抑えるために、作業者が常にオーバーライドのツマミをつかみながら加工するという方法は現実的ではなく、一般にはツールパス全体の送り速度を若干落として運用するという方法がとられていると思います。

しかし、ツールパス全体で見ると問題のコーナー部は、ほんの一部分でしかないのに、そのために全体の加工時間が犠牲になってしまうというのは、加工効率の観点から非常にもったいないことではないでしょうか。

そんな時は、OneCNCの「送り速度の最適化機能」を有効にしておきましょう。
ツールパスのコーナー部を自動的に検知して、その少し手前から送り速度を減速してくれますので、部分的に負荷が高まる問題を防ぐことができます。

言い換えると、コーナー部の負荷のことは気にせずに、材料と工具との関係だけを考えた「最適な送り速度」で加工できるということになります。

実際の設定メニューは非常にシンプルです。

コーナーと判定される円弧の条件や減速距離は、選択した工具の直径比率で指定できますので、 一度設定すると工具径が変わっても常に同じ条件を使用することができるように工夫されています。

そして、その結果生成されたツールパスの例が下の画像となります。
オレンジ色のブロックが、送り速度が減速される箇所です。


そして、この「送り速度の最適化機能」は、上のようなポケット加工に限定されず、ほとんど全てのミル加工用ツールパスに使用できるようになっているのも特筆すべき点です。

OneCNC XR7をお使いの方は、ぜひ2D加工、3次元荒/仕上げ加工、5軸加工、複合加工など、様々なツールパスに適用して、その効果を実感していただけたら幸いです。
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高速加工・HSMツールパス - 13:43 -

  HSMツールパスの切削負荷を検証する

4,5年前にも同様の検証結果をご紹介したことがありますが、
このところOneCNCのHSMツールパスの性能に注目したお問い合せが増えていますので、あらためて検証してみました。

今回の検証に使用したソフトは、 TRYCUT2000 というマシンシミュレーターです。
TRYCUT
このソフトを用いると、切削シミュレーションと同時に工具の単位移動ごとの除去体積(加工負荷)を解析し、視覚的にグラフで表示することができます。


まず初めに、一般的なCAMで使用されているのと同じオフセット型ツールパスで作成したNCプログラムを読み込ませてみました。
オフセット型 ツールパス
ステップオーバーを25%にしているものの、コントロールし切れずに、切削負荷が上下に大きくばらついていることが分かります。
この不安定さのため刃物への負担が大きく工具寿命に悪影響を及ぼす他、負荷の最大値にあわせて切削スピードやZ切込みピッチを調整する必要があり、トータルの加工時間が長くなる傾向があります。


次にOneCNCのHSMツールパスで作成したNCプログラムを読み込ませてみました。
HSMツールパス
(2つのグラフで縦軸のメモリを統一するため、冒頭に負荷100%の加工を追加しています)

上と同じ加工条件ながら、切削負荷が常に低く抑えられているのが一目瞭然ですね。

Z切込みピッチを大きく設定できることや、切削スピードの向上により加工時間が大幅に短縮できる他、工具寿命の延長にも効果があることも納得ができます。


※「HSMツールパス」は、OneCNC XR5 Mill Express(28万円)を含むOneCNCの全てのミル製品に含まれる標準機能です。
コストを大きく超えるパフォーマンスをお約束できます。ぜひご活用ください。
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高速加工・HSMツールパス - 12:11 -

  HSMツールパスによる工具刃長を活かした切削動画

工作機械・産業機械商社である日本産商株式会社様より、OneCNCの
HSMツールパスによる切削テストの動画を頂きましたのでご紹介します。

OneCNCのHSMツールパスは、工具の切削負荷が一定のツールパスです。
側面方向のステップオーバーが一定である分、Z方向に深い切り込みが可能で、
工具の刃長全体を活かした高効率な切削が可能です。

刃先だけが摩耗する従来の加工方法との違いをご覧ください。

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高速加工・HSMツールパス - 09:16 -

  「切削負荷グラフ」でツールパスを検証してみる

MetaCut Utilitiesというソフトをご存知でしょうか? 

これは、CAD/CAMで作成されたNCデータから切削結果を超高速で 
シミュレーションすることができるツールパス解析ソフトです。 

実はこのソフトには、「切削負荷グラフ」というメニューがあり、 
工具にかかる切削量の推移をグラフで表示するという面白い機能があります。


 今回は、この「切削負荷グラフ」を用いて、OneCNCに搭載されている
 「HSMツールパス」と「従来型ツールパス」の比較を行ってみました。 
     ※「HSMツールパス」についてはこちら

その結果がこれです。(クリックすると拡大します)HSMツールパスと従来型ツールパスの切削負荷比較表 

単純な2Dポケット加工のツールパスですが、その違いは一目瞭然ですね!

 「HSMツールパス(青色)」は、「切削してみて初めてその凄さが分かった」 
言われることが多いのですが、このグラフを見ていただくと切削の安定性が
よくご理解いただけると思います。 

一方、ほとんどのCAMソフトが一般に採用している「従来型ツールパス(赤色)」は、 
工具の負荷が場所によってばらつきがあり、相対的に高い負荷がかかっていることが分かります。


 切削負荷が安定するということは、それだけ送り速度を上げることができる訳ですが、
 「HSMツールパス」を使うことで、トータルの加工時間の短縮の他にも、 工具の寿命や、切削途中の刃折れ、切削面の均一性などに大きな効果があると言えそうです。

※「HSMツールパス」は、OneCNC XR3 Mill Express(28万円)を含むOneCNCの全てのミル製品に含まれる標準機能です。ぜひご活用ください。
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高速加工・HSMツールパス - 14:57 -

  HSMツールパスを体験しよう!(サンプルNC編)

先月の投稿でもご案内しましたが、OneCNCでは、HSMツールパスをみなさんの加工機において実際に体験し、その効果を肌で感じていただくという取り組みを積極的に行っています。

HSMツールパスを体験された方からは、次のような感想をたくさん頂いています。

「動画や説明は見て知っていたが、実際に削ってみて初めてその威力が分かった」
「うちの加工機がこんなに滑らかに動いているのは始めて見た」
「他のCAMの高速ツールパスとは次元が異なるようだ」

     

そして、今回はもっとたくさんの方にHSMツールパスを体験していただくために、
サンプルのNCプログラムをご用意しました。
まだ体験していない方はダウンロードして実加工を体験してみてください。

★こちらからダウンロードできます→ OneCNC_HSM_TrialNC.zip
  ・解凍するにはパスワードが必要です。
  ・詳しくは一緒にダウンロードされるテキストをお読みください。


尚、免責についてですが、本NCプログラムを利用になった際発生した
あらゆる損害に関して、OneCNC株式会社は一切の賠償責任を免れます。
本NCプログラムの取扱いは熟慮の上で自己責任で行ってください。


HSMツールパスお試しサンプルモデル
▲サンプルは、2Dポケット加工を中心としたシンプルなNCプログラムです。
 詳細な加工条件は、解凍後に表示される作業指示書(.PDF)をご覧下さい。


ご参考まで、NCプログラムをチェックするには、NCViewerなどに代表される
NCデータを視覚的に検証できるツールを活用すると便利です。
NCViewerは、30日間試用可能な体験版がダウンロードできます。

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高速加工・HSMツールパス - 14:06 -

  熱を持たない冷加工 - HS Cool Machining

OneCNCのHSMツールパスは、工具に負荷をかけないという点で
非常に高い評価を受けていますが、この点に関して
最近 新しくアップされた動画を見ていただきたいと思います。



HSMツールパスにより溝を加工している様子から始まりますが、
注目すべき点は、加工終了直後に刃物を素手で握っているところです。

HSM冷加工

撮影者に確認すると、全く熱を持っておらず、
「熱くない」というよりも、「むしろ冷たい」とのこと。

HSMツールパスでは、XYステップオーバー量を工具直径の15%と薄くして、
その分Z切込みを深く切削することによって、加工熱は切り粉と共に飛ばされ、
素材や工具の温度は上がらないという訳です。

そのため冷却液は必要なく、切粉を吹き飛ばす目的でエアのみ使用しています。

OneCNCのHSMツールパスが いかに工具や素材にとって優しい加工であるか、
よくお分かりいただけると思います。

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高速加工・HSMツールパス - 11:05 -

  HSMツールパスを無料体験しよう!

高速加工に最適なHSMツールパスを体験しよう!
 任意の図面データから 無料でNCデータを作成するWEBサービスを開始


OneCNCに標準搭載されているHSMツールパスをみなさんの加工機において実際に体験し、その効果を知っていただくことを目的に、NCデータ無料作成サービスがスタートしました。

詳細はこちら→ http://www.onecnc.co.jp/inq/hsmtrial.htm

上記のページ上に用意された入力フォームより、任意の図面データ(DXFファイル)をアップロードし、工具条件や、ツールパスのタイプ、ステップオーバー、切込みピッチなどのツールパスの作成に必要な条件を入力し送信することで、条件どおりにプログラムされたNCデータをEメールで受け取ることができます。

作成されるNCデータは、高速加工や難切削材の加工に注目を集めているHSMツールパスで、OneCNC XR3 Mill Express(税込294,000円)を含む全てのミル製品に標準で搭載されているものと同様です。

HSMツールパス

本サービスは、業界最先端のHSMツールパスを実際の加工において体験し、その効果を広く知っていただくことを目的としており、NC加工を主業とされている製造業者(法人)であれば自由にご利用可能です。

HSMツールパスに少しでもご興味のある方はぜひお気軽にご利用ください。
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高速加工・HSMツールパス - 14:22 -

  HSMツールパス(その2)

さて、前回の記事の続きですが、

高速加工を行うには、できる限り「工具にやさしいツールパス」である必要があり、
そのための具体的な要件として、次の3つを挙げました。

1.急な方向転換のないツールパスであること

2.工具にかかる切削負荷をできるだけ一定に保つこと

3.アプローチまでケアされたツールパスであること



今回は、上の条件をベースに、OneCNCに搭載されているHSMツールパスについて
もう少し掘り下げてご紹介していきたいと思います。

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高速加工・HSMツールパス - 19:43 -

  HSMツールパス(その1)

先のご案内の通り、OneCNC XR3 (for milling)には、
高速加工や難切削材の加工に最適という「HSMツールパス」が搭載されています。

XR3ニュース関連

そして、その画期的なツールパスには、切削を知り尽くした開発元のノウハウや
極めて高度な開発技術が凝縮しており、OneCNCのCAM機能の目玉ともいえる
注目の機能になっています。

今回はこの「HSMツールパス」のさわりの部分をご紹介したいと思います。
続きを読む >>
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高速加工・HSMツールパス - 17:01 -